「コカリナ」の名称は商標登録で「NPO日本コカリナ協会」により管理されています。名称使用申請中
「コカリナ」って知ってます?

コカリナは、元は「桜の木でできたオカリナ」と呼ばれ、東欧ハンガリーの露天で売られていた笛でした。
1995年、コカリナの第一人者黒坂黒太郎が日本に紹介、
その後、黒坂黒太郎と日本の木工家とによって、様々な改良が加えられ、今のようなコカリナが誕生して来ました。
1998年の長野オリンピックの際、オリンピック道路によって伐採されなければならなかった木からコカリナを製作、
オリンピック会場で子ども達が演奏することによって、多くの人々に知られる所となりました。
また広島の原爆で焼かれた木、被爆樹からコカリナが作られ、その音色はサントリーホールのラジオCMとして起用され、
2008年日本最大のCMコンクールで新聞社が選ぶ最高賞、ジャーナリスト賞を受賞しました。
今では、日本国中、数万の愛好家がいると思われます。
小さい子どもからお年寄りまで気軽に楽しめるだけでなく、木の優しい音色を持っているため、
自然環境を守るシンボル的な楽器としても大きな注目を浴びています。
(「コカリナの世界へようこそ」から)
                     
ちょっと音色を聞いてみましょう・・

再生されないときは「こちら」から

台風23号で被害を受け倒木した丹後半島ブナの木から

2004年10月、台風23号は、全国に大きな爪跡を残しました。
山里の暮らしと共に生きた府下最大のアガリコブナが残る世屋・高山ブナ林も、
京都府下でもっとも強い記録を残した暴風によって、大きな被害を受けました。
このコカリナは、 その暴風との闘いの末、倒れたブナから作られています。
楽器には必ずしも向いていないブナ材ではありますが、日本コカリナ協会公認の製作者の方が、
技術の粋を尽くして新しい命を吹き込み、木目の品も、材の香りも素晴らしい楽器に蘇らせてくださいました。
ブナのコカリナは、歌います。
丹後の水源の森がいつまでも守られるように、と。



これが黒坂音楽工房から届いたコカリナ。
ブナを材にしたコカリナ。しかも7本も。始めの反応は、消極的でした。
「ブナ材は、精巧さの求められる楽器には向いていない、難しいだろう!」。
しかし、丹後の水源を守る森で、台風23号の暴風と必死に闘ったそのブナであると食い下がったところ、
「とりあえず送ってみてください!」。
(なんと、切り株にそのまま宅配の伝票を貼り付けて送りました)
そんなことを経て、日本コカリナ協会公認の製作者の方が、技術の粋を尽くして新しい命を吹き込んでくれたものです。
森の音、木の語りを聞くような音色です。
一緒についている和歌山新宮市の共同作業所「わかば園」の皆さんが作ってくださった収納袋とも、とてもマッチしています。
とにかく木目の品も、材の香りもいいです。
稀少品です。が、あと数本は追加制作ができるそうです。
ご希望の方にはおわけできるようです。