風の吹く村

木下 博美 詩  山下浩二 曲


かけてゆく 子どもらの背に 陽ざしやさしく
とびちる汗に たんぽぽの花
ゆれる ひかり草
   暮しつかれ この村を たとえ去るとも
   やさしい やさしい風は 命を 愛してる

白く咲いた 野いちごの花 空に雲はゆく
目と目をあわせ 手をにぎり
てれる赤い顔
   知っているか 村を去る 人の悲しみを
   やさしい やさしい風は 今日も吹いている

土のにおい ささくれた指 遠い思い出
悲しいことも 苦しいことも 汗に流した
   それでもここに 私は生きる 命あるかぎり
   やさしい やさしい風は 明日も吹くだろう

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京都市で開催された「全国教職員うたごえ祭典」の参加曲として創作。